一戸建て住宅やマンションアパートなどでプロパンガスを利用している家庭も多いかもしれませんが、利用する際には注意点を守った上で、安全に利用していくことが求められます。
ボンベは屋外に設置してあり、金属でできているものです。
万が一倒れた際にも破裂しないようにと頑丈にできているものではありますが、いつか爆発してしまうのではないかと不安に思っている人もいるかもしれません。
目次
実際に過去にいくつかの事故が発生している
実際にこれまでにプロパンガスのボンベが爆発したことがあるのかと言うと、実際に過去にいくつかの事故が発生しています。
その一つはガスにタバコの火が引火したことで爆発したもので、爆発の範囲が非常に広範囲で、近くの施設のガラスが割れるなど、様々な被害が及びました。
80名ほどの避難者も出て、亡くなった人はいなかったのですが、5名ほどが負傷しました。
事故件数は少ないものの、何かしらのことが原因となりガスが大気中に充満すれば、引火して爆発を招く事も大いに考えられます。
待機中にガスが充満する原因の多くが、ガス管などの設備の故障や劣化によるものなので、十分な注意が必要といえます。
爆発が起こる原因
そもそも爆発はどのようにして起こるのかというと、その原因としては三つに分かれます。
一つが気圧の変化や化学変化によるもの、もう一つが爆発性のないものが加熱により破裂する、ガスや火薬など爆発しやすいものに引火するなどのことが挙げられます。
プロパンガスだけで爆発することはないものの、大気中の酸素やガスが結合して火気に触れれば引き起こすことも簡単に予想されます。
これは都市ガスにも同様なことが言えるでしょう。
プロパンガスを使用する際の注意点
法定点検をしっかりと受ける
このようなことからプロパンガスを使用する際には注意しながら使う必要がありますが、その注意点の一つが法定点検をしっかりと受けることです。
ガス会社が法定点検を行っていますが、この点検は必ず受けなければなりません。
点検がちゃんと行われているどうかわからないという場合には、契約しているガス会社に連絡して確認してみましょう。
ガスの危機も年月が経過することによって、故障が発生したり欠陥が発生する可能性も大いに考えられます。
爆発などの事故の多くはボンベが爆発するのではなく、機器の故障によってガス漏れが発生することが多いものです。
事故につながらないように、定期点検は必ず受けて、事故が発生することを未然に防ぐことが大切です。
ガス警報器を設置する
そして二つ目にはガス警報器を設置することが挙げられます。
ガス漏れ警報器はガス漏れが発生していることを知るためにも非常に重要なものです。
プロパンガスに臭いはあるものの、一般的にガスは空気よりも重いとされているためと充満したことにはなかなか気づきません。
いち早くガスが漏れていることを知るためにも、警報器は足元についていることが一般的です。
この警報機も有効期限が設定されているため、常に作動している状態にするためにも、点検が期限が近づいたらガス会社に連絡して取り返してもらうことが大切です。
ガスを使用する際には十分な換気を行う
そしてガス漏れや一酸化炭素中毒を防ぐためにも、ガスを使用する際には十分な換気を行うことが重要です。
換気を行うことにより十分な空気を室内に送ることが可能なので、ガスが充満することを防ぐことにつながります。
ガスの機器の故障によって一酸化炭素が充満することの無いように、関係をして逃すようにしましょう。
万が一臭いを感じたり警報器がなった場合の対処法
このようにいくつかの注意点があることがわかりますが、万が一臭いを感じたり警報器がなった場合には、まず最初に火の使用をすぐに停めます。
そして窓や扉、ドアなどをしっかりと開けて換気を行いましょう。
ガスは空気より重いので足元にたまっている為、十分な注意が必要です。
マンションなどの集合住宅では特に、キッチンの周りに窓がないことが多いので、換気扇を回そうとするかもしれませんがあるしかし換気扇のスイッチを入れると火花が発生し、これが爆発を引き起こす可能性もあります。
そのため換気は窓や扉を開けるなどして行うことが重要です。
換気ができたらすぐに元栓を閉めて、漏れを防ぐようにしましょう。
これらが終わったらすぐに緊急連絡先に連絡をして、どのような状況に陥っているのか、また住居情報などをしっかりと相手に伝えます。
しっかりと安全確認が行われるまでは、絶対にガスは使用しないようにしましょう。
緊急連絡先が分からなければ、契約している会社に連絡することが大切です。
【まとめ】ガス会社の選び方が重要
安全にガスを使用していくためにも、会社の選び方が重要となります。
ホームページやパンフレットを見ただけでは、その会社が本当に信頼できるのかはなかなか判断できません。
このような場合には、直接連絡を入れてみると良いでしょう。
集中監視システムが導入されているかどうかを基準に判断することも重要であり、法定点検もシステムでしっかり管理されていなければ、点検や調査漏れが起きる可能性も考えられます。
管理体制がしっかりと構築されている、信頼できる会社に依頼することが重要です。
引用:ガス代が高い原因と対策!簡単なプロパンガス料金の節約方法とは? – GASUMO(ガスモ)
最終更新日 2025年6月10日