高齢になってもいつまでも健康な体で元気で暮らしたいと誰しもが願います。
しかしながら、年を重ねていけば心身の機能が低下していくことは自然の摂理であり当然のことでもあるのです。
高齢になって一人暮らしを続けていると、例え健康な体であっても、体調が急に悪くなったり緊急事態が起きた時の事を考えて毎日の生活に不安を抱えている人は少なくありません。
例え元気に生活していても、転倒による骨折や脳梗塞などの病気により急に介護が必要になる可能性もあります。
高齢者の一人暮らしの不安を解消して安心して快適な生活を送るために、サービス付き高齢者住宅などの高齢者マンションへの入居を検討する人も増えています。
サービス付き高齢者住宅とは、基本的に現状において心身の介護が必要ではない、比較的元気な高齢者のための施設になっています。
法令で義務づけられているサービスは、安否確認サービスと生活相談サービスのみになっていますが、運営する会社によって様々な付加サービスや特徴を兼ね備えており、近年需要も高くなってきています。
高齢者向けのサービスが充実している
介護サービスは直接提供されないとはいえ高齢者向けのマンションである為に、バリアフリー設計がなされており、食事の提供サービスや買い物の代行、病院の付き添いサービスなども受けられるところがほとんどです。
また、比較的健康な高齢者が入居の対象になることが多いため、老人ホームなどとは違って、自分自身のリズムで自由度の高い生活を送れます。
建物内にはレストランやフィットネス施設などの設備をはじめとする充実した娯楽設備なども整えているところもあり、同敷地内にクリニックや介護ステーション、居宅事業所などを併設している場合もあります。
介護付きの施設ではないため、介護サービスを利用する場合には、訪問介護サービスをはじめとする在宅系の介護サービスを利用する事になります。
すなわち、高齢者マンションに入居する場合には、重度の介護状態になった時にどのような支援を受けながら生活を続けていくのかなども、しっかりと事前に検討してから入居することが大切です。
運営する企業によっては、重介護になった後の生活環境がスムーズに移行できる入居施設などを整備している場合もあります。
自分がどのような目的でどのようなサービスを望んで高齢者マンションに入居するのかをしっかりと考え、要介護状態になった時にどこまでその場所で生活できるのか、退所の場合にはどのような支援を受けられるのかなどをしっかりと確認した上で入居先を検討することが大切です。
■引用:http://smartlife-jpn.co.jp/livewell/
最終更新日 2025年6月10日