意外とかさんだ引越し費用

引越し費用というと、イメージするのが引越し業者に支払うお金です。

私は県をまたいでの引越しばかりしてきたので必ずいくつかの業者で見積もりを取って引越し業社を決めました。

会社の補助が得られるときは大手の業者を使い、個人での引越しの時は格安業者を使いましたが、おもしろいくらいに違いがありました。

大手の業者でも、引越し専門の業者は当然のことながら値段が高く、サービスの質も良いです。

運送と一緒に引越しを手掛けている大手業者は多少値段が下がり、サービスも悪くありません。

引越し専門の格安業者は値段が手ごろですが、サービスは必要最低限で、時間も半日以上ずれたりと安かろう悪かろう野典型的な例です。

そんな違いも楽しみつついろいろな引越しを経験してきましたが、引越しにかかる費用と言うのは荷物を移す際に必要な業者へ支払うお金だけではすみません。

まず、家にかかる費用が発生します。

新しい家を借りるための敷金礼金はもちろんの事、電話回線やネットを引く費用なども出てきます。

電波の状況が悪い場所ではケーブルテレビに加入する必要がある所もあります。

光やWIFIが使えない場所すらあるのです。

慣れない土地での新しい住まいでこそネット環境が早めに完備される事が望ましいので、ネットが利用できない期間がないようにしたいのですが、事前にその土地に合ったネットの弾き方を調べるのはなかなか簡単ではありません。

都会から都会の引越しならば問題ないのですが、田舎となるとまだまだネット環境も限られていてとても大変でした。

新しい家に合わせたこまごましたものが必要になります。

例えばカーテンなどは前の家の窓のサイズに合わせて購入しているため、ほとんどの場合続けて利用することは出来ません。

新しい窓のサイズに合わせてレースのカーテンから一つずつ揃えなくてはいけません。

また、都市ガス、プロパンガス、などでコンロも買い替える必要が出てきます。

ガスコンロを引き継いで使う事が出来た事は今までありません。

細かいところだとトイレの様式も違います。

便座に合わせてカバーも買い替える必要があります。

これらの物は引越し前には分からない事もあるので、購入は引越し後になる事が多いです。

また、家具類も、テレビ台をコーナー置きに設置する家か、壁に平行に設置する家かによってテレビ台も購入し直さなくてはならないなど、家具まで購入し直す必要がある場合も出てきます。

前々から使用してきたもので使えるものは使うようにして、家に合わせたインテリアを新しく購入するなど贅沢はしていないのに、こまごました家に合わせなくてはならない物を購入していくと結構な額になります。

さらに、不要となった家具を処分するのもお金がかかります。

大型家具や家電などの処分を頼むと一つ一つに数千円かかる事があり、リサイクルショップに売るのが一番お金がかかりません。

買取してもらっても数百円にしかならない事が多いのですが、支払うよりもお得だと考えて、なるべくリサイクルショップを利用しました。

査定をしてもらったり引き取りに来てもらって事前に運び出すのは手間ですが、少しの手間で費用を浮かせる事が出来、逆にちょこっとお小遣いが手に入りました。

良い機会だと思って溜まっていた本類もたくさん処分しました。

荷物の多い少ないはよほどでないと加算になったりはしませんが、自分達の楽も考えてなるべく荷物を減らす機会にしています。

また意外と金額がかかるのが、ご近所への挨拶回りです。

都会では必要ないのかもしれませんが、田舎ではそうはいきません。

引越しのご近所回り

あの家には挨拶に来たのにこちらは来なかったなどと悪い印象を持たれないようにするものなかなか大変です。

お世話になりましたと引越し前のご近所に持って回る菓子折りやタオル、よろしくお願いしますと回るご挨拶の品物など合わせると2万円ほどになりました。

また、前に住んでいた家の壁紙の張り替えなどでかかった費用がかかります。

敷金から惹かれる分で終われば一番良いのですが、それではたりない時もありました。

元々の敷金が低かった場合は注意が必要です。

壁紙やフローりイングの補修や貼り変えは大家負担となっているところもあるようですが、全て借りていたこちら側負担とされてしまう場合もあるので契約の時によく確かめておくべきだったと反省しています。

引越し直前や直後は生活もいつもどおりには出来ません。

料理もできなかったり、ホテルに泊まる事が必要となったり、一つ一つは小さな出費ですが重なると大きな出費になって行くものがたくさん出てきます。

引越し費用は業者へ支払う金額の2倍はかかるとみておいた方が安全です。

私は節約できる所は節約したつもりですが、それでも毎回痛い出費となっています。

九州から関東へ引越した時は五十万円ほどかかりました。

それでも安く済んだ方だと思っています。

生活する場所を変えるのは大変ですが、新しい場所に住み始めた時の開放感は良いものです。

全国をめぐっての引越しを楽しみながら生活していきたいです。

また、引越し費用が足りない場合は銀行のローン商品であるフリーローン・多目的ローンなどのローンを利用するという方法もあります。

ぜひ覚えておいてくださいね。

最終更新日:2016年10月4日

最終更新日 2025年6月10日